Burrowは次の春夏コレクションに向けて、糸を仕込みはじめました。この糸にたどり着くまでに、たくさんの原料と向かい合い、みなさんに心地よく着てもらえる服の基礎ができるか考えました。
秋冬で唯一、様々な繊維を混ぜた糸を使ったのは『knot mufller』だけ。
それ以外は全てコットンだけだったり、カシミヤだけだったりしましたが、違う繊維同士を混ぜ合わせて糸にしていくのも、それぞれの良いところを引き合わせながら作っていく面白味があります。
繊維を混ぜ合わせて糸にしていく理由は色々あります。
例えばその繊維だけでは物理的に糸にできない場合もあります。その繊維だけでは糸にできないけれど、風合いは素晴らしいから、他の繊維と合わせて糸に入れていくことで、風合いの良さを引き立たせることもできます。
また、見た目にも色々な効果があり、繊維の種類によっては染め分けと言って、繊維ごとに色を変えて染めることで、独特の奥行きがある色味を表現することだってできます。
服になるのが既に楽しみです。
繊維を混ぜるだけでなく、糸にしてからも色々と工夫を凝らしているので、また次の展示会で色々とお話できるのを楽しみにしています。
いよいよ春が進んできましたが、ようやくBurrowのニットを皆様にお披露目できそうです。
「soil」をテーマに麻をミックスして編み上げたプルオーバーとカーディガンのほか来秋冬に向けてしかかっているニットたちも展示いたします。