カットソーアイテムとは、編み物をいったん布状にしてから、切って縫い合わせた服のことをいいます。
Burrowではカットソーも『ニット』の表現の一つとしてアイテムを考えています。
編み物の醍醐味は、その糸を曲線でつなぎ合わせていくことで得られる伸び縮みという『余白』だと、僕は考えています。繊維の優しさを活かしながら、曲線でできている体に沿ったり離れたり、そういう余白をつくっていく。
そしてニット(編み上げるだけで服を作っていく)の良さと、パターンなど平面からもアプローチして構築していく服作りの面白さも併せて楽しめるカットソーの服は、簡単なようで、実は非常に奥深い世界なのだと、長いこの繊維業界生活を経て改めて思うのです。
今回の21SSシーズンで大変ご好評いただき、ありがたいことにほとんどが完売してしまったsweat short sleeve shirtsも、カットソーアイテムでした。(ホワイトのsmallはもう少しあります)
昨シーズンのcotton waffleシリーズもカットソーアイテム、そして今シーズンのワッフルは、スウェットと同じ糸を違う編み地で表現するなど、カットソーの世界も一つの原料から多種多様な広がりを見せてくれます。
そんなBurrowのカットソーアイテムを、ニットをお待ちいただいている間にお楽しみいただけたらと思います。ぜひ商品の方も見てみてくださいね。(下記画像をクリックすると商品ページをご覧いただけます)
秋到来を朝晩の風で感じます。
暑い日が続いていても、本当に季節は変わるんですね、と微々たるでも確かな季節の移ろいに驚かされております。
さて、本当にBurrowは素材が好きなチームだなと改めて思うのがこのSpain Pimaの素材感に触れて、中でもピケ組織を選んだとき。
リブでも天竺でもなく、ピケなのねという楽しさをぜひ感じてほしい、マニアックだなと思うかもですが手に取るとわかると思います。