Burrowの春夏シーズン向けに作ったオリジナルコットンは、原料の選ぶところだけでなく、糸に紡ぎあげる段階も色々な工夫を施しました。
Tシャツなど薄手の装いが目立ってくる季節なので、しっかりとコシがあるけど、硬くて着にくくなってはいけないと、 生地に仕上げていく前の段階から考えていました。
例えるならアルデンテ。
糸の芯はしっかりしていても、表面はしっとりと、コットンの風合いを感じてもらえるような糸づくりです。
芯を持たせるためにあえて硬く紡ぎあげた糸に向けて、"風"をあてることで、糸の表面にコットンの微細な繊維を吹き出させています。
まさにブロウした糸です。
今回使用している原料は、インド原産の最高級原料の糸を作った際に出る、糸に成れなかった落ちワタをメインに使用しています。
繊維の長さは足りていなくても、繊維の細さ自体は高級糸と全く同じなのでしっとりと滑らかなタッチが特徴です。
少しだけ、傷などで売り場まで辿り着けなかった廃棄予定の生地などをリサイクルした原料も混ぜています。
糸にも心地よい風をあてることで作り上げた今回のオリジナルコットン。
袖通りも滑らかで心地よく着ていただける生地感とアイテムに仕上がっておりますので、どうぞ楽しみに待っていてください。
秋到来を朝晩の風で感じます。
暑い日が続いていても、本当に季節は変わるんですね、と微々たるでも確かな季節の移ろいに驚かされております。
さて、本当にBurrowは素材が好きなチームだなと改めて思うのがこのSpain Pimaの素材感に触れて、中でもピケ組織を選んだとき。
リブでも天竺でもなく、ピケなのねという楽しさをぜひ感じてほしい、マニアックだなと思うかもですが手に取るとわかると思います。