Burrowの春夏シーズン向けに作ったオリジナルコットンは、原料の選ぶところだけでなく、糸に紡ぎあげる段階も色々な工夫を施しました。
Tシャツなど薄手の装いが目立ってくる季節なので、しっかりとコシがあるけど、硬くて着にくくなってはいけないと、 生地に仕上げていく前の段階から考えていました。
例えるならアルデンテ。
糸の芯はしっかりしていても、表面はしっとりと、コットンの風合いを感じてもらえるような糸づくりです。
芯を持たせるためにあえて硬く紡ぎあげた糸に向けて、"風"をあてることで、糸の表面にコットンの微細な繊維を吹き出させています。
まさにブロウした糸です。
今回使用している原料は、インド原産の最高級原料の糸を作った際に出る、糸に成れなかった落ちワタをメインに使用しています。
繊維の長さは足りていなくても、繊維の細さ自体は高級糸と全く同じなのでしっとりと滑らかなタッチが特徴です。
少しだけ、傷などで売り場まで辿り着けなかった廃棄予定の生地などをリサイクルした原料も混ぜています。
糸にも心地よい風をあてることで作り上げた今回のオリジナルコットン。
袖通りも滑らかで心地よく着ていただける生地感とアイテムに仕上がっておりますので、どうぞ楽しみに待っていてください。
先週末まで開催しておりました、Burrow21SS受注展示会へお越しくださったみなさま、誠にありがとうございました。
なかなかままならない日々が続いていますが、みなさまにお会いできて作ってきてよかったなあと思える素敵な時間を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございます。
21SS collectionのLOOK PAGEができました!
リニューアルしましたオフィス兼ショールームにて展示受注会を開催いたします。
ご多忙中とは存じますが、ぜひご来場いただきたくご案内申し上げます。
Burrowではこの春夏のアイテムで、様々なコットンの表現をしてみました。
産地も銘柄も異なる、綿花にもそれぞれの個性があります。
きっと毎シーズン、改めて個性豊かな素材と向かい合う時、この繊維たちをどうやって皆さんに楽しんでもらえるだろうか?と、今回のコットンたちのように悩みながら答えを探していく旅路が始まるのだと思います。
特に今回は、数種類のコットンをご用意させていただいて、アイテムで分けているので、その個性との触れ合いもまた一つ楽しんでいただけると思っています。